WHENどんなときに入院を考えるのか
児童精神科の入院は、「外来で様子をみても難しい」ときに、お子さんとご家族の状況を総合的に考えて決めます。目安となる代表的な場合は、次のとおりです。
1
症状が急に強くなったとき
こころの症状が急に重くなり、危険を避けるために早めの対応が必要な場合です。家庭内の事情で、ご家族だけでは支えきれない場合も含みます。
2
不登校・ひきこもりが長引いたとき
家にこもる状態が長くなり、教育や治療の機会が十分に得られていない場合に、生活の場を変えて立て直すことを考えます。
3
家庭での保護・支えが難しいとき
虐待など、お子さんが安心して過ごせる環境が家庭で保てない場合です。児童相談所など福祉の機関と連携して進めることが多くあります。
もうひとつは、外来だけでは診断や治療方針を決めるのが難しい場合です。入院して生活の様子を丁寧に見ることで、お子さんに合った方針が見えてくることがあります。これらは単独ではなく、いくつかが重なって入院が必要になることが多くあります。
入院は、病名だけで決めるものではありません。お子さんの発達の段階、学校や家庭での適応の程度、家族の状況まで含めて話し合い、ご本人とご家族が納得したうえで進めます。