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強迫症

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強迫症

子どもの強迫症について、症状の見方と、認知行動療法を中心とした治療の考え方を、保護者の方に向けてまとめました。

OCD強迫症ってどんなもの?

頭から離れない考え(強迫観念)と、それを打ち消すためにやめられない行動(強迫行為)がくり返される状態です。「性格」や「気の持ちよう」ではなく、治療で軽くなることの多い病気です。

やめたくてもやめられない本人も「おかしい」と気づいていることが多いです
不安を打ち消す行動手を洗う、確認する、順番にこだわるなど
家族も巻き込まれる「確認して」「大丈夫と言って」と求められます

どんな様子がありますか

  • 汚れや菌への不安:手洗いや入浴に長い時間がかかる、人やものに触れられない。
  • 確認をくり返す:鍵、火の元、宿題、持ち物などを、何度も確かめる。
  • 「ちょうどよく」「きちんと」にこだわる:決まった順番、数、左右のそろい方でないと落ち着かない。
  • いやな考えが浮かぶ:「悪いことが起きるのでは」といった考えが浮かび、それを打ち消すための決まった行動をする。
  • 保護者への巻き込み:同じ質問をくり返して安心を求める、決まった手順を家族にも求める。

子どもは、自分の症状を恥ずかしく感じて、隠すことがあります。時間がかかるようになった、学校に間に合わない、手が荒れているなど、日常の変化が手がかりになります。

VIDEO動画で見る

強迫症について、動画でも解説しています。

BACKGROUND背景と、見きわめのポイント

  • 不安と、安心を求める行動の悪循環:不安になる → 行動で打ち消す → 一時的に楽になる → 次はもっと不安になりやすい、という流れで、症状が続いてしまいます。
  • ほかの特性や不調との重なり:自閉スペクトラム症の「こだわり」、チック、不安症、うつ病、摂食障害、抜毛症などと重なったり、区別が難しかったりします。丁寧に見きわめます。
  • こだわりとの違い:好きなことへの強い関心や、安心のための習慣とは違い、強迫症では、本人がそれをやめたくても、つらさや不安が強くやめられません。

TREATMENT治療の進め方

治療の中心は、認知行動療法のひとつである「曝露反応妨害法(ばくろ・はんのうぼうがいほう)」です。薬は、必要に応じて、この治療と組み合わせて使います。

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病気を知る

強迫症の仕組みを、本人とご家族がいっしょに学びます。「悪い子」でも「弱い子」でもないことを、確かめます。

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少しずつ慣れていく

不安になる場面に、段階を踏んで向き合い、決まった行動をがまんする練習をします。無理のない順番を、いっしょに決めます。

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薬を使うとき

症状が強い場合や、うつ・不安が重なる場合に、医師が適応を判断して、慎重に使います。

子どもへの薬の使い方は、個別の状態によって異なります。くわしくは、子どもの薬物療法と認知行動療法のページもご覧ください。

FOR FAMILIES保護者の方へ

  • 「やめなさい」「気にしすぎ」と叱っても、症状はよくなりません。つらさを受けとめたうえで、病気のせいだと理解してあげてください。
  • くり返しの確認や質問に、そのたびに応じ続けると、症状が強まることがあります。どう対応するかは、治療の中で、具体的にお伝えします。
  • 家族だけで抱えず、早めに相談してください。ご家族のつらさにも、寄り添います。

外来のご案内 ↗ 診療内容

このページは、子どもの強迫症の一般的な診療の考え方をまとめたものです。診断や治療は、お子さん一人ひとりの状態に合わせて、医師が個別に判断します。