FIRST VISIT初診の日の流れ
5つのステップ
はじめての受診は、お子さんにとっても、ご家族にとっても、緊張するものです。当科では、お子さんを主役に、次のような流れで診察を進めます。
1
予診(生い立ちやこれまでの様子を聞きます)
看護師や心理士、ソーシャルワーカーなどが、受診のきっかけや、小さいころからの発達の様子、ご家族のこと、学校でのこと、これまでの相談や受診の経過などを、うかがいます。お話の中で、お子さんとご家族が、これまで、どれだけ大変だったかを、受けとめることも、大切にしています。
2
診察室で、最初に、お子さんに声をかけます
最初は、親子いっしょに入っていただきます。医師は、お子さんの名前を呼んで、あいさつし、学年や、好きなこと(ゲーム、マンガ、食べものなど)の話から始めます。いきなり「困っていること」を聞くことは、しません。
3
お子さんにも、ご家族にも、お話をうかがいます
お子さん自身に、困っていることを、話せる範囲で、聞きます。そのうえで、保護者の方に、受診の理由や、心配なことをうかがいます。お子さんとご家族の考えが、違っていても、かまいません。どちらが正しいかを決める場ではなく、それぞれの思いを大切にします。前の病院で受けた説明や、飲んでいるお薬についても、お聞きします。
4
必要な検査を、考えます
お子さんの状態に応じて、血液の検査や心電図、心理検査などを、おすすめすることがあります。こころの不調の背景に、体の病気が隠れていないかを確かめることも、大切な役割です。
5
「見立て」と、これからの方針をお伝えします
お話や様子から、いまの状態がどのようにできてきたのかを考え(見立て)、これからの進め方を、お子さんとご家族にお伝えします。この「見立て」は、はじめの仮の考えです。通院を続けるなかで、わかったことに応じて、柔軟に変えていきます。
- すべてを、初診で決めません:お子さんは、成長とともに、状態が大きく変わります。診断も、治療の方針も、経過を見ながら、いっしょに考えていきます。
- お薬を、すぐには始めません:ご希望があっても、まず、状態を十分に評価し、薬以外の支援から考えます。薬が必要なときは、利点と注意点を説明して、ご同意をいただいてから、始めます。
- 次の受診までに、わからないことは、お聞きください:受診してくださったことを、私たちは大切に考えています。疑問や不安は、遠慮なくお伝えください。
ご用意いただけると、お話が進みやすいもの:紹介状や、これまでの受診の記録、お薬手帳、母子健康手帳、学校での様子がわかるもの(通知表など)。なくても、診察はできます。