TEXT本文
児童・思春期精神医療における多職種連携は、効果的な治療を実現するための根幹である。第一に、危機介入の場面では、緊急対応の導線と役割分担を明確にし、情報共有を迅速に行う必要がある。第二に、退院・復学・在宅支援を見据え、医療と福祉・教育・地域資源を結び直す地域連携が要となる。第三に、これらを継続可能にするため、人材育成とチームの学習の仕組みを整える。医療機関と地域社会が一体となって取り組む必要がある。
どの職種も同じ方向を向いたワンチームとして子どもに安心と安全を提供し、地域と一緒に支援していくことこそ、医療機関だけでなく子どもに関わる全ての大人たちが大切にしておくべき理念である。