OVERVIEW事業の概要
令和5年度 厚生労働省 障害者総合福祉推進事業(指定課題番号26)
児童思春期の精神医療を担う、医師と多職種の育成・活用は、急ぎの課題です。この事業では、思春期精神保健研修の内容を見直し、多職種のための研修の形を、つくりました。
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実態調査
研修に参加した専門職を対象に、必要な講義や、望ましい研修の方法を、オンラインのアンケートで調べました。
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研修の試行
オンデマンドの講義と、対面の研修・症例検討を組み合わせて、実際に試して、課題を確かめました。
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カリキュラムとシラバス
各職種に共通する内容と、職種ごとに必要な内容を、体系的にまとめました。
SURVEY実態調査でわかったこと
- 追加してほしい講義:トラウマ関連の障害、愛着障害、依存症、睡眠障害、学校に関わる問題、性別違和、児童福祉、遊戯療法などが挙がりました。
- 職種による違い:実践に必要だと考える講義の内容は、職種によってばらつきがありました。そのため、すべての職種に共通する研修と、職種ごとの研修を、組み合わせることが大切だとわかりました。
- 多職種連携の課題:多職種が集まる定期的な会議を行っている施設が多い一方で、多職種連携に難しさを感じている人も、多いことがわかりました。
- 望ましい研修の方法:症例を通して多職種で学ぶこと、オンデマンドでの研修、臨床実習、対面の研修が、望ましいという結果でした。
PROGRAM試行した研修の内容
入職3年目以下のスタッフを対象に、次の4つの形で、研修を行いました(令和5年9月〜令和6年1月)。
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総論編(オンデマンド)
厚生労働省の施策、診察と評価、精神療法、不登校・ひきこもり、自傷・自殺への対応、睡眠、薬物療法、入院治療、集団療法、家族療法など。
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各論編(オンデマンド)
ADHD、自閉スペクトラム症、統合失調症、不安障害・気分障害、ゲーム障害、強迫症、虐待、摂食障害、身体症状症など。
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多職種編(対面)
専門病棟での看護、心理、精神保健福祉士、保育士、作業療法士の仕事を、それぞれの立場から学びます。
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症例検討(対面)
医師、心理士、精神保健福祉士、看護師などが、グループになって、実際の症例について、見立てと支援の方針を話し合います。
研修の前後のテストで、理解度の向上が確かめられました。
CURRICULUMつくったカリキュラムとシラバス
総論編、各論編、多職種連携編(グループでの症例検討を含む)からなる研修の、カリキュラムとシラバスをまとめました。オンライン・オンデマンド、対面、その両方を組み合わせた形で、学べるようになっています。
- 共通項目:すべての職種に共通する、児童精神医学の知識と技術、評価と支援の知識と技術です。
- 職種別項目:各職種が、実践的な知識と技術を学ぶ内容です。
- 実践的項目:多職種で情報を共有し、連携することを、実際に学ぶ機会です。
評価は、各講義のあとの理解度テスト、グループでの話し合いへの参加、症例の発表で行います。